ファクタリングを検討されている経営者の皆さまは、その他の資金調達方法も気になっているはずです。ファクタリングは、貸付行為ではないので、一概にその他の資金調達と比較できる訳ではありませんが、以下の通り示します。
銀行融資
短期で1%〜、長期でも2%〜3%と調達コストは圧倒的に安いです。しかし、担保・保証人・信用保証協会など貸付条件は厳しく、審査に膨大な資料と時間を要します。社歴が浅く業績が苦戦中の会社なら銀行融資での資金調達の確率は低いでしょう。
不動産担保ローン
融資の中でも審査ハードルが下がるのが不動産担保ローンです。
金利は5%〜10%と無担保ローン系に比べればやや緩やかで、第三者保証人も不要です。返済期間も最長25年まで引き伸ばせることから、検討する経営者が多いローン形態です。一方で、担保に入れる不動産が必要で、不動産評価額以上の融資は不可能です。不動産登記にも時間を要するため即日融資もありません。また、既にローン中の物件は抵当権順位の問題から担保にならない場合もあり、利便性が良いとは限りません。返済ができなければ担保不動産は競売・任意売却で現金化され、返済に充てられることとなります。
売掛債権担保融資
ビジネスシーンではABL(Asset Based Lending)とも呼ばれる売掛債権を担保にした借入です。売掛金を現金に替えるとする点では、ファクタリングに似た印象がありますが、審査は利用会社の信用が重視され代表者本人の評価が重要になってきます。売掛債権に対する保証義務あり、売掛金未払いや売掛先倒産が起きた際も、全額返済が必要です。
無担保事業者ローン
ビジネスローンやカードローンなど様々な商標がありますが、消費者金融が提供する事業者向けローン全般を示します。最大の特色は、担保不要・保証人不要・即日融資可能と運転資金に困った経営者ならすがりたくなるフレーズが満載です。しかし、初回利用は数十万円程度までの限度額、さらに利息上限法目一杯の高金利という裏もあります。短期的な返済が可能で100万円以下の入用であれば有効な資金調達です。
ファクタリングは、
● 限度額は無制限で売掛金の額で決まります
● 日数→即日から3日です(2社間時)
● 担保・保証人→不要
● 手数料→3社間1〜5%、2社間→10〜30%
以上、参考にしてください。