ファクタリングとは一言で言うと「毎月の売掛金の売買」で資金調達する方法です。
売掛債権買取契約(譲渡)とも呼ばれ、売掛先(発注元)から入金予定の債権をファクタリング会社へ売買によって譲渡する事により、素早く安全に現金を調達する資金調達方法の一つで、現在多くの法人様より注目されています。
ファクタリングには2社間ファクタリング、3社間ファクタリングがあります。
種別 | 売掛先への 通知 |
債権譲渡 登記 |
手数料 | 入金 スピード |
審査の 難易度 |
メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2社間 | なし | ファクタリング業者に求められた場合に必要 | 10%〜25% | 即日〜1週間 | やや厳しい |
売掛先への通知が不要 即日現金化が可能 |
買取額が3社間に比べ低い 審査がやや厳しい |
3社間 | 第三者対抗要件で通知を選択時に必要 | 第三者対抗要件で通知を選択時に必要 | 1.5%〜10% | 即日〜1週間 | 緩い |
即日現金化が可能 買取額が高い 審査が比較的緩い |
売掛先への通知や登記が必要 |
※注意 償還請求権については各ファクタリング業者にお問い合わせください
手数料だけを見ると3社間が「 安い! 」と思いがちですが、
契約法人様にとって3社間ファクタリング最大の悩みが、売掛先と協議し同意を得たうえでファクタリング契約をしなければならない点です。
売掛先(受注先)から「今の依頼先(下請け)の資金繰りは大丈夫なのか?」「仕事を発注したが、しっかりと最後までやり遂げるのか?」 など悪い印象を与えるのは必至です。
結果的に多数の法人様が高い手数料ですが2社間ファクタリングを利用しているのが現状です。また3社間ファクタリングには厳しい審査に1週間ほど要します。
次にファクタリングの大まかなフローを説明します。
下記表を見ると大きな違いがあります。それは
2社間ファクタリングには売掛先(発注元)への債権譲渡通知が「 なし 」
3社間ファクタリングには売掛先(発注元)への債権譲渡通知が「 あり 」
2社間ファクタリングは売掛先(発注元)へ知られずに
資金を調達する事ができます。